8/31 娘の17歳の誕生日だった。
月日の経つのは早いものである。わたしも気だけは若いのだが、か・体が・
・・・???。
出産は人それぞれのドラマがある。感動・笑い話等など・・
私の場合も忘れることの出来ない話になった。
平成元年8月31日、予定日を1週間過ぎていた。前置胎盤のため帝王切開が決まってはいたが、診察に行くと、「今日、ちょうど手術の日だから(個人病院のため、よそから先生を招いての手術をする曜日らしい)、今日生んじゃおうっか。」ということで、その日の一番最後のオペが決まった。
夜9時、麻酔をかけられ手術室へ・・。
手術も麻酔もはじめてだったわたしは、天井が上から下へダーッと流れて見えるのがおもしろく、先生に目を閉じるよう言われても、ずーっと見ていた
ずーっと、ずーっと・・・
しばらくすると、名前を呼ばれた「あっ、もう終わったんだ、楽勝・楽勝。」 と思っていると、「○○さん、今から切りますからねー。」と・・・。
今から・・???今から・・・???。スッと、天井が流れを止め、ライトに焦点が合った。「今までの時間はなに・・?」と言うすべもなく、太ももにアルコールを擦られ「これ、わかりますかー」と聞く。「うん」とうなづくと・・「そんなはずないですよー。切りますからねー。」
「そっ・そんなはずないって・・わかるって言ってるだろー」と、わたしの心は恐怖でいっぱいになった。
おなかに、メスの動きを感じながら・・意識は恐怖という奈落のそこに落ちていった。
ザク・ザク「あれー、赤ちゃんいないなあー」・・ザクザク「あれ、いない」 なんども繰り返し切っては探り、切っては探る・・「ああ、ここに居た、やっと見つけたぞ。」と、こゆびほどの赤ちゃんをえぐりだされた。
・・・・・そんな、夢を見ていた。・・・・・・
数日後、痛みも治まりつつあった・・・。
面会にきた夫が言った。オペ後「女の子ですよー。」と顔を見た後に・・
「死ぬ―・痛〜い。痛ーい・死ぬ〜」と私の叫び声がしていたと・・・。
・・・フラッシュバック・・・あの時の夢が・・
実際、娘の出産時刻は日付の変わる15分前・・・。
わたしが手術室に入ったあと急患が来て、医者は皆そちらへ行ったらしく、
わたしは、2時間くらい放っておかれたらしいのである。
なにはともあれ、少々身長は伸び損なったが、大した病気もせず、とてもかわいい少女に育ってくれた。17歳・・青春真っ只中・・がんばれ・・