ふと気がつくと、どこからともなく歌声がする。
消え入りそうな小さな声で・・子供たちもこわ〜いと青くなっている。
幾度となくその歌声を聞いた。
その歌声の前後には、ガン・ガンというラップ音も・・
ベランダに出ても聞こえない。玄関を出てみても聞こえない。
・・・部屋の中から・・
壁に耳をつけてみる・・聞こえる・・壁の中だ・・
ある晩、目が覚めた。時計を見ると、午前零時半・・。

なんで?・・なんでこんな時間に目が覚めるの?と思っていると、枕ごしに
聞こえるあの歌声・・。とても近い・・耳元で歌っているようだ。
ふつうの歌謡曲ではない・・全然ちがう・・お経でもない・・
例えるなら、お経をママさんコーラスのように歌っているような・・・
でも、知っているお経ではない・・。
下の住人に違いない・・まさにわたしの寝ている真下で、立って何宗か分らないがお経を絶唱しているのだ。幽霊ではなかったことにホッとする・・
つづきは、また後日お話しましょう・・・。